津軽塗MUSEUM

藤田清正の残した宝物

多様なパターンの津軽塗見本が一堂に介する新たなスペースがCASAICOに誕生しました。
壁面を飾る「手板」と呼ばれる塗り見本の多くは藤田清正氏が1970年代末からつくり始めたものです。

赤倉山宝泉院の火災で焼失してしまった”明治期の津軽塗パターン”を再現することから、藤田氏のこのプロジェクトは始まったといいます。

しかし、再現だけにはとどまらず、当時の新技術だったシルクスクリーン転写なども取り入れ、
当時の職人のための新製品開発やプロモーション用のサンプルを見越して製作していました。

その枚数は600枚を超えます。

次世代の職人たちに役立ててほしいとの藤田清正氏の想いを汲んだご子息により、
現在は全ての手板がCASAICOに預けられています。

2021年には、現在の若手津軽塗職人の力を借りて、デザイン分類やナンバリング作業を行い、
2023年に公開された映画「バカ塗の娘」では、堀田真由演じる主人公・ミヤコが、ピアノに施す津軽塗のパターンを模索するシーンで登場しています。(カサイコ店主も銀幕デビューしました!)。

先人たちの多彩な「手」を写すことから始まった藤田氏の手板制作。
そこから生まれた藤田氏の数々の「手」は、時代を超えて現在の若手職人たち、未来の職人たちの「手本」として活用されていくことでしょう。

一部ではありますが、藤田氏の「手」に、いつでも触れる事のできる場所として、このスペースは皆様にも開かれています。

古津軽

ただいま準備中です

工程

ただいま準備中です

ページ上部へ戻る